2007年、アメリカのTVアニメ『ザ・シンプソンズ』の劇場版が製作されることになり、日本でも公開が決まりました。
ところが、ここで一大事件が勃発したのです。
なんと、シンプソンズ一家の声優をTVシリーズ放送時のキャストから人気タレント陣に一新するというではありませんか。
聞くところによると、ホーマー・シンプソンは所ジョージになるそうですが、ファンにとっては絶対にホーマー=大平透でなければなりません!
しかし、考えてみれば、こういうことはいまに始まったことではないのです。これまでも、たとえばヒット映画をTVで放送する際に、名前の知れたタレントを主人公の声優として起用するといった例は、挙げれば枚挙にいとまがありません。
わたしはそういう事例を目にする(耳にする)たびに、声優という仕事が軽視されているように思えて仕方ないのです。
その昔、納谷悟朗さん(「ルパン三世」の銭型警部でおなじみ。洋画吹替では、チャールトン・ヘストンの声などを担当)らが吹替草創期にアテレコを行なっていたときは、「おれたちは声優ではなく、俳優の仕事の一部として声の仕事をやっているだけなんだ」というような気持ちでアテレコにのぞんでいたという話がありますが、そういう誇りをいまだからこそ、長年声の仕事を続けてきた方の功績を盛大にたたえるべきではないでしょうか。
■マニア向け追記:
『ザ・シンプソンズ』の声優変更に関しては、下記のページに詳しいことが書かれています。
・映画版「ザ・シンプソンズ」声優変更を考える会のBLOG:http://d.hatena.ne.jp/SERIZO/
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