・野沢那智
<甘いマスクの二枚目>
ご本人もラジオやTVに出演しているので、知名度は高い。フランス映画界を代表する二枚目、アラン・ドロンの吹替でおなじみだが、ご本人は“二枚目声”というレッテルはあまりお好きではないよう。その証拠に役の幅は驚くほど広い。ブルース“ダイ・ハード”ウィリスのボヤキ演技や、亡き山田康雄の後を継いだクリント・イーストウッドの吹替では、新たな境地を垣間見せた。アニメ『いじわるばあさん』では、主人公いじわるばあさんをいつにも増してハイテンションで演じ、視聴者の度肝を抜いた。
・玄田哲章
<マッチョな二枚目>
アーノルド・シュワルツェネッガーの吹替といえばこのお方。その出世作である『ターミネーター』は、意外や大友龍三郎がアテていますが、『2』『3』ではきっちり玄田氏が登板し、あの名台詞を「すぐ戻る」とカッコよくキメておられます。2大マッチョ俳優の片割れシルヴェスター・スタローンや、『ダイ・ハード』のしぶとい悪役アレクサンダー・ゴドノフなど、マッチョ路線が目立ちますが、愛嬌のある声色を生かし、コメディや子ども向け作品のキャラクター(「くまのプーさん」のティガー、NHKマスコットのどーもくんなど)も自在に演じきっています。
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